葬儀の時の平服はどんな服装なのか - 葬儀ピジョン

葬儀の時の平服はどんな服装なのか

平服とは礼服ほど堅苦しくなくてもよいがその場に合った服装という意味です。葬儀で着る喪服には正喪服、準喪服と略喪服の三種類があり、平服はその中の略喪服にあたります。男性は黒や紺、グレーなどの地味な色のスーツに白いＹシャツで、ネクタイも黒をはじめ地味な色なら構いません。

ネクタイピンやポケットチーフは付けずに靴下や靴やベルトは黒を選びます。靴とベルトは革素材で光沢のないものにし、ベルトのバックルは光らないものにしましょう。アクセサリーは結婚指輪以外のものははずし、金属などで光る腕時計は避けます。

女性も黒やグレーなど地味な色のワンピースやアンサンブルなどで、袖は長めで襟ぐりが大きすぎず、肌の露出の少ない物を選びます。ストッキングは肌色でも構いませんが黒が無難です。靴はヒールの低い黒のシンプルなパンプスで、バックは黒の無地で飾りのないものにします。

アクセサリーは男性と同じで基本的に結婚指輪だけですが、もしつけるのであれば一連のパールのネックレスや黒い髪飾りなど控えめにします。パールは涙に例えられ葬儀などにふさわしいとされていますが、不幸が重なるという意味から二連のものをすることは出来ないので注意しましょう。

冬にコートを着る場合、皮革素材は生き物の殺生をイメージさせるのでふさわしくありません。ファーのついたマフラーや革の手袋も同様に控えましょう。女性は化粧やネールにも気を配り華美にならないようにします。